山形土砂崩れ、2人死亡確認 不明の高齢夫婦か

行方不明者が救助された現場周辺を調べる警察関係者ら=2日午前11時24分、山形県鶴岡市
行方不明者が救助された現場周辺を調べる警察関係者ら=2日午前11時24分、山形県鶴岡市

山形県鶴岡市で12月31日未明に発生した土砂崩れで、2日午前、現場から心肺停止状態の2人が見つかり、同日午後に死亡が確認された。住人の80代男性と70代の妻が行方不明となっており、県警が身元の確認を進める。遺体の損傷が激しく、時間を要する見込み。死因はいずれも外傷性ショックだった。

鶴岡市などによると、2日午前6時55分ごろ、倒壊した夫婦の自宅周辺から1人目の女性が発見され、午前7時50分ごろに救助。午前7時45分ごろ、近くから2人目の男性も見つかり、午前10時50分ごろに救助した。2人とも約3メートルの土砂に埋まっていた。

集落の裏山で幅約100メートル、高さ20~30メートルの土砂崩れが発生し、住宅2棟を含む約10棟が巻き込まれた。残る多くは空き家や車庫などとみられる。県警や消防、自衛隊が夜通しの捜索に当たった。

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