スポーツ用品大手アシックスが、日本水連との「オフィシャルサプライヤー契約」を2022年度限りで解除することが28日、関係者への取材で分かった。経営戦略の一環とみられる。
日本水連と同契約を結ぶミズノ、デサントと合わせた3社がかつては競泳日本代表の水着を独占。08年にスピード社(英国)の「レーザー・レーサー」による好記録が続出した高速水着騒動を契機として他社に門戸が開かれた後も、3社が最上位の用具提供協賛社として並立していた。日本水連は今後、契約社を追加するかどうか検討する。
アシックスは3月、会長兼最高経営責任者(CEO)だった尾山基氏がCEO職を退任し、三菱商事出身の広田康人社長に引き継いだ。