セブン-イレブンで「1万6900円」マスク販売 本部は適正価格での販売申し入れ

 コンビニエンスストア大手のセブン-イレブンで、加盟店のオーナーがネット販売で仕入れた高額マスクを店舗販売していたことが5日、分かった。本部側のセブン-イレブン・ジャパンは同日、販売していた加盟店に対し申し入れを行ったことを明らかにした。

 セブンの説明によると、オーナーは客からのマスクの要望が多かったため、ネット販売されていた1箱60枚入りのマスクを1万6900円で購入。ほぼ同額で店頭に商品として並べていた。会員制交流サイト(SNS)で来店客が情報をあげたことがきっかけで発覚したもようだ。セブン側は加盟店の所在地などを明らかにしていない。商品は撤去されているという。

 加盟店側が自主的に仕入れた商品を値付けして販売することは認められている。食品などの一部品目については、販売にあたり本部側への申請が必要となっている。

 セブンは「社会通念上あってはならないこと。該当店舗に対して誤解を与えることのないよう適正価格で販売いただくように申し入れた」と話す。

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