国民・森裕子氏「終わった話」 質問通告 詳細説明応じず

 国民民主党の森裕子参院議員(新潟選挙区)は15日、自身の参院予算委員会での質問通告に対応するため、台風19号が迫っていた11日に省庁職員が深夜まで答弁準備を強いられたとの指摘について、国会内で産経新聞の取材に対し「質問通告の時間は守った」と強調した。さらに「もう終わった話だ」として、事実関係の詳細な説明には応じなかった。

 森氏は取材に対し、11日午後5時の期限内に質問通告を提出して以降も、追加で質問内容に関する資料を政府側に渡していたことは認めたが、質問通告とは位置付けが異なるものだとの認識を示した。

 国民民主の玉木雄一郎代表がツイッターで「事実であれば問題で、党を代表しておわびする」と謝罪し、事実関係を調査する考えを示したことには「玉木氏に取材してほしい」と述べるにとどめた。

 一方、参院事務局は産経新聞の取材に対し、森氏の質問通告は「期限内に提出された」と説明した。その後、森氏側から追加で資料が出され、政府側に転送したことも認めたが、時間など詳細は明かさなかった。

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