新潟空港初のLCC、いよいよあす就航 ピーチが関西線 温泉地と連携で誘客

新潟空港の1階に設置されたピーチ・アビエーションのチェックインカウンター。就航の準備は万端だ=27日、新潟市東区(太田泰撮影)
新潟空港の1階に設置されたピーチ・アビエーションのチェックインカウンター。就航の準備は万端だ=27日、新潟市東区(太田泰撮影)

 新潟空港と関西国際空港との間を結ぶピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)の新規路線が3月1日、いよいよ就航する。新潟-関西線は約18年ぶりの復活運航で、新潟空港に乗り入れる初めての格安航空会社(LCC)。新潟県や新潟市はサポートに力を入れて一定の搭乗率を実現することで、空港の活性化とともに新たなLCCなどの誘致にもつなげたい考えだ。

 (市川雄二、太田泰)

 新潟県は、平成30年度当初予算案に盛り込んだ国内線の利用促進策の一つとして、新潟空港の着陸料などピーチへの補助を計上した。さらに関空を乗り換えの中心となるハブ空港と位置づけ、支援強化の対象に関西線を加えた。

 ピーチの客層は20〜30代の女性や定年を迎えて時間に余裕のある熟年層が多く、これまでは本県の観光客誘致のターゲット外だった。県空港課の金井健一課長は「未知の領域で、チャレンジとなる」と話す。

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