北朝鮮情勢

国連軍参加国外相「軍事面の連携」重要性確認 河野太郎外相も出席「対話のための対話意味ない」強調

 【バンクーバー=大橋拓史、上塚真由】河野太郎外相は15日夜(日本時間16日午後)、カナダのバンクーバーで16日に開かれる北朝鮮に関する外相会合を前に米国・カナダ両政府が主催した夕食会に出席した。各国外相らは「軍事面での関係国の連携が外交努力を通じた北朝鮮への圧力強化を進める上で重要な要素だ」との認識を確認した。

 河野氏は「北朝鮮とは対話のための対話では意味がない。『全ての選択肢がテーブルの上にある』との米国の立場を一貫して支持する」と述べた。核計画放棄を明記した6カ国協議の共同宣言などにも言及し「北朝鮮がほごにし、核・ミサイル開発を進めてきた」と語った。

 夕食会にはティラーソン米国務長官や、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相、マティス米国防長官らが出席した。夕食会後には日米韓加の4カ国による外相会談も行われた。

 16日の外相会合は朝鮮戦争時の国連軍参加国や日韓両国の外相らが出席する。これとは別に日米韓外相会談、日米外相会談も予定されている。

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