原子力規制委の山中新委員が「福島の復興に寄与を」と抱負

会見に臨んだ原子力規制委員会の委員に就任する山中伸介氏=22日午後、東京都港区(福島範和撮影) 
会見に臨んだ原子力規制委員会の委員に就任する山中伸介氏=22日午後、東京都港区(福島範和撮影) 

 更田豊志氏の後任として原子力規制委員に就任した前大阪大副学長、山中伸介氏(61)が22日に会見し、「私の規制委員としての活動が少しでも福島の復興に寄与することを願うと同時に、日本が国際的に信頼されるよう最善を尽くすつもりだ」と抱負を語った。

 「これまで大学でやってきた原子炉重大事故時における安全研究や、人材育成などの経験を生かし、新委員長を支えたい」と山中氏。規制委では原子力施設関係の審査と、検査制度見直しを担当する。

 規制委は同日の臨時会合で、田中知(さとる)委員を委員長代理とすることを決めた。

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