「ポケモンGO」の技術で新しい観光振興策を…京都で提案、運営会社と知事ら

門川大作市長(左)と会談するナイアンティックの村井説人社長=京都市役所
門川大作市長(左)と会談するナイアンティックの村井説人社長=京都市役所

 スマートフォン用のゲーム「ポケモンGO」を運営する米ナイアンティック日本法人の村井説人社長が12日、京都府庁(京都市上京区)と京都市役所(同市中京区)を訪れ、山田啓二知事、門川大作市長それぞれとポケモンGOの技術を使った新しい観光振興策などについて話し合った。

 山田知事は、「ポケモンGOをやっていると、こんな所にこんなものがあるのかとわかる。歴史に彩られた京都全体を表すような新しい提携をやっていきたい」と提案した。

 これに村井社長は「われわれのアプリケーションを使って学びの機会を提案できれば」として、府内にとどまらず、全国各地で新しいテクノロジーを使った観光振興を展開していく考えを示した。

 同社は、震災で被災した岩手、宮城、福島、熊本の4県と協力してポケモンGOを活用した観光客誘致に取り組むことを発表したばかり。それだけに、全国知事会長を務める山田知事も「被災地の復興支援はありがたい。各都道府県でもお願いしたい」と協力を要請した。

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