14年ぶり大相撲和歌山場所 10月18日、「ビッグホエール」 

 大相撲の秋場所巡業が10月18日に和歌山市手平の「和歌山ビッグホエール」で開かれることが決まり、7日、大相撲和歌山場所実行委員会と日本相撲協会の理事、春日野清隆親方らが同市内で記者会見した。同市では14年ぶりの開催。同実行委の尾崎要二会長は「相撲の普及と、県出身力士の育成につながれば」と期待を述べた。

 地方巡業は、相撲文化の普及と地元住民との交流などを目的に、全国で行われている。平成14年以来の開催となる今回の和歌山場所は、海南市出身の春日野親方の提案で実現したという。

 記者会見で春日野親方は「力士の姿を見て、実際の取組を目に焼き付けてもらえたら。和歌山はアマチュア相撲の盛んな地なので、新しい力士も発掘したい」。同協会巡業部の千田川順親方も「巡業の見どころは公開稽古とお客さんとの距離の近さ。ぜひ激しい稽古を近くで見て、握手や写真撮影をしてください」とPRした。その後、春日野親方らは仁坂吉伸知事や尾花正啓市長を訪問した。

 巡業には約160人の力士が参加する予定。当日は午前8時に開場し、公開稽古を実施。午前11時から幕下力士ら、午後1時半から幕内力士らの取組が始まる。また、幕内力士と地元の子供たちとの稽古や、地元アマチュア力士と幕下力士との対戦も予定されている。

 入場料は、1人8千~1万5千円。チケットは18日からチケットぴあやテレビ和歌山ホームページなどで販売。17日にはテレビ和歌山で先行販売((電)073・455・5708)がある。問い合わせは実行委(電)073・455・5721。

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