菅官房長官「夜間の安眠妨害だ!」「あらゆる道路が違法駐車」 辺野古移設反対運動

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は10日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、同市を通さず地元3区に振興支援策として計3千万円を直接交付する政府方針について「移設を進める上で最も大きな影響を受ける3区の皆さんの生活環境の保全のため、できる限り配慮するのは当然だ」と述べた。

 菅氏は辺野古の抗議活動に対する「地元の要望」を考慮したと説明。「昼夜問わず民家に聞こえる拡声器の反対抗議が連日行われている」「夜間の拡声器は安眠の妨害だ」「深夜2~3時まで騒音でいっぱいだ」との苦情を紹介した。

 「あらゆる道路に違法駐車がみられ、無料駐車場化している」との声も取り上げた菅氏は、交付を批判した赤嶺政賢氏(共産)に対し「配慮してほしいというのは地域住民の皆さんにとって当然だ」と反論した。

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