大仁田厚氏、千葉・袖ケ浦市長選不戦敗 「へこんでしまった」…出馬断念を表明

記者会見で袖ケ浦市長選の出馬断念を表明した大仁田厚氏=14日、木更津市役所(大島悠亮撮影)
記者会見で袖ケ浦市長選の出馬断念を表明した大仁田厚氏=14日、木更津市役所(大島悠亮撮影)

 任期満了に伴う千葉県袖ケ浦市長選(18日告示、25日投開票)への出馬に意欲を示していたプロレスラーで元参院議員の大仁田厚氏(57)が14日、木更津市内で記者会見を開き、出馬を断念すると発表した。「近く正式に出馬表明する」と語った1日の記者会見からわずか約2週間。地方都市の首長を志した「涙のカリスマ」に一体何があったのか。

 「プロレスラーも何かできると示したかった。まちを歩いていると若者の間には『袖ケ浦を変えてくれ』という声もあったが、『このままにしてほしい』という意見もあった」。黒いジャケット姿で木更津市役所の記者室に姿を現した大仁田氏は、大勢のカメラの前で出馬を断念した理由を淡々と語り始めた。

 大仁田氏は出馬を検討した理由について、7月に開催したデビュー40周年のプロレス興行の営業や宣伝活動で市内を訪れた際、「隣の木更津市は繁栄しているのに、何で袖ケ浦市は簡素なのか。どうにかできないのか」と思ったと説明していた。

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