みずほFG、関西でも金融サービスの複合店舗を拡大へ

 みずほ銀行の河野雅明副頭取(大阪駐在、西日本担当)=みずほフィナンシャルグループ(FG)副社長執行役員=は27日までに、産経新聞のインタビューに応じ、みずほFG傘下の同行、みずほ信託銀行、みずほ証券が同じ建物に入る共同店舗を関西でも増やす方針を明らかにした。みずほFGは銀行、信託、証券の総合サービスを提供する「One MIZUHO」を掲げており、店舗戦略にも反映させる。共同店舗数の目標は示していない。

 共同店舗は全国31カ所、関西では同行の阪急梅田(大阪市北区)、阿倍野橋(同市阿倍野区)、神戸(神戸市)の3支店で設置済み。河野副頭取は「顧客からは『分かりやすい』と好評。順次増やしていきたい」と語った。

 同行は関西で約60支店を持つが、歴史的経緯などから、3メガバンクのうち最も少ない。河野副頭取は「インターネット銀行が伸び、これからは店舗をどんどん増やす時代ではない。サービス提供の場をどうつくっていくかが問われる」と述べた。

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