統一地方選

地方に「再チャレンジ」の元国会議員11人当選 民主多数 離党組とは明暗も

 一方、民主党政権時に小沢一郎元代表(現生活の党と山本太郎となかまたち代表)らと党を離れた笠原多見子(岐阜県議選)、中野渡詔子(青森県議選)両氏らは落選した。民主党に踏みとどまったかどうかで明暗が分かれた形となった。

 衆院議員を3期務め、文部科学副大臣の経験もある高井美穂氏は徳島県議選に初当選した。高井氏は昨年の衆院選で党公認が内定していたが、辞退していた。副大臣経験者では、自民党などで衆院4期を務めた熊代昭彦元内閣府副大臣も岡山市議選に当選した。

 共産党では、静岡県議選に平賀高成元衆院議員が当選した。平賀氏は平成8から1期、衆院議員を務めた。今回の県議選は定数4の選挙区を5人で争い、4番目に当選。県内で唯一の共産議席を獲得し、同党が全都道府県議会で議席を占めることにつながった。

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