エボラ出血熱

発熱のジャーナリストは45歳の日系カナダ人 8月からリベリアに滞在 ブリュッセル、ロンドン経て日本へ

 塩崎恭久厚生労働相は27日夜、西アフリカに滞在していた男性が東京・羽田空港で発熱し、エボラ出血熱などの1類感染症に対応する国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に搬送されたことを明らかにした。国立感染症研究所村山庁舎(武蔵村山市)が男性の血液を検査しており、28日未明にエボラウイルスかどうか判明する見通し。

 関係者によると、男性は45歳の日系カナダ人ジャーナリストで、8月18日にエボラ出血熱の取材でリベリアに入国。首都モンロビアに滞在し、今月18日に出国した。

 その後、ベルギー・ブリュッセルに滞在していたという。

 27日午後3時35分ごろ、ロンドン発全日空278便で羽田空港に到着。検疫所でリベリア滞在歴を自ら申告し、空港で体温を測ったところ37・8度あったため搬送された。リベリア国内では病院に行ったり、患者と接触したりしたことはないという。

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