小学館が7月31日付で、ライブ配信や動画制作、D2C支援を行う株式会社Candeeの発行済全株式を取得し100%子会社とした。21日にCandeeが発表した。

　Candeeはホームページにて、「小学館が発行済全株式を取得し、小学館の100%子会社となりましたこと、及びこれに伴い経営体制が変更されましたことをご報告いたします」と報告している。

　Candeeは2015年に創業。これまでにライブコマース事業、Vtuber事業、4万回以上のライブ配信実績、4000本を超える動画制作のほか、近年は著名クリエイターのD2C支援サービス等も行ってきた。

　株式譲渡に伴い、8月1日付で新たに中沢利洋氏（前株式会社小学館集英社プロダクション取締役）がCandeeの代表取締役会長に就任し、代表取締役社長山村嘉克氏との共同代表制に移行する。

　中沢氏は小学館集英社プロダクション入社以来、エンターテインメント事業に関わり、数々のアニメ作品制作、テレビ番組制作、キャラクタービジネスを中核としたコンテンツ2次利用を行い、映像コンテンツ事業の成長を支えてきた。今後は、Candeeと小学館の連携及びデジタル領域強化を担当する。