俳優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマシリーズ『科捜研の女 season23』（8月16日スタート、毎週水曜　後9：00）の初回が、2時間スペシャルとなり、午後8時から放送されることが17日、発表された。初回は、俳優の徳重聡と市毛良枝をゲストに迎える。

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　誕生から25年目を迎える同シリーズは、京都府警科学捜査研究所（通称・科捜研）の法医研究員・榊マリコ（沢口）を中心としたひとクセもふたクセもある研究員たちが専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く。

　初回スペシャルでマリコらは、強盗に端を発した連続殺人事件に挑む。会社社長宅に2人組の覆面強盗が押し入り、鉢合わせした社長が殺害される事件が発生。マリコら科捜研メンバーと土門薫（内藤剛志）は、逃走した容疑者の追跡を開始する。その捜査に、下鴨中央署の刑事・阿久津誠也（徳重）が加わる。

　単独行動を好む阿久津は、土門の忠告も平然とスルーする一匹狼。しかし、京都府警捜査二課刑事だった2年前、母・敏子（市毛）が警察官を名乗る詐欺師にだまされるという不運に遭遇し、それを機に所轄署に飛ばされた屈辱を引きずっていることが判明する。敏子も詐欺のトラウマから猜疑心にとらわれ、誰彼ともなく怪しみながら暮らしている。

　初回は、日本三景のひとつ「天橋立」をはじめ、京都の名所で大規模なロケを敢行した。京都らしさをふんだんに盛り込んだ映像もみどころのひとつとなる。天橋立で縦横無尽に繰り広げる、犯人との壮絶なチェイス劇では、徳重は特別な存在感を見せつける。さらに、爆破シーンも。また、最新鋭ドローンの活用など科学捜査もレベルアップし、緊迫のミステリーが展開する。

　捜査を進めると、強盗殺人と2年前の詐欺の関連が浮上する。阿久津親子の過去が、事件に色濃くからんでくることに。一連の事件の背後にちらつく「黒幕X」の存在に気づいた土門は、あろうことか阿久津に疑惑の眼差しを向ける。阿久津は「X」なのか。