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林遣都&仲野太賀、7月期ドラマでW主演 坂元裕二脚本『初恋の悪魔』で“捜査権持たない警察官”に

 俳優の林遣都(31)と仲野太賀(29)が、7月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『初恋の悪魔』(毎週土曜 後10:00)にW主演することが決定した。同局初主演となる2人が演じるのは、ヘマをして現在停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはま・すずのすけ/林)と、総務課・馬淵悠日(まぶちはるひ/仲野)という、捜査権を持たない警察官。映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『Mother』『Woman』で知られる人気脚本家・坂元裕二氏が送る小洒落(じゃれ)てこじれたミステリアスコメディーが誕生する。

7月期の日テレ土曜ドラマ『初恋の悪魔』でW主演する林遣都、仲野太賀 (C)日本テレビ

7月期の日テレ土曜ドラマ『初恋の悪魔』でW主演する林遣都、仲野太賀 (C)日本テレビ

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 刑事失格の推理マニア・鈴之介、楽に生きていきたい。でも運命がそうはさせない…悠日、そして生活安全課・摘木星砂(つみき・せいすな)、会計課・小鳥琉夏(ことり・るか)部署もバラバラで、それぞれワケありの4人が、ひとりひとり、こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。正義感も出世欲も無い、求めているのは、ただ…真実のみ。いつしか芽生えた4人の友情、そして恋。やがて4人は、より大きな真実と運命に飲み込まれていくことに…。

 同局情報・制作局プロデューサー・次屋尚氏は「遣都さんと太賀さんで、しかも坂元裕二さん書下ろしのドラマをどうしてもやりたかったのです。やっと念願かないました。お2人ともに存分魅力を発揮して頂くべく、ダブル主演という形をとらせていただきました。お2人以外のキャストもこれから続々発表させていただきます。この座組の元に集まってくださる実力派キャストにもご注目ください。日本テレビでの坂元裕二脚本ドラマは4年ぶりとなります。これまでと少し違った風合いのエンタメドラマにぜひご期待ください」と呼びかけている。

 映画『バッテリー』(2007年公開)で10代の頃に共演し、今回W主演を担う林と仲野。仲野は「僕にとっては本当に感慨深いです。遣都くんが主演の作品に出させてもらったのが出会いだったので、こうやって並んで主演でやらせてもらえる時がきたのは光栄ですし、勝手に誇らしい気持ちになっています」と喜び、林も「プライベートではちょこちょこ会っていたんですけど、一緒に仕事をするのは久々なので、ものすごくワクワクしています」と期待に胸をふくらませる。

 視聴者に向け、林は「本当に面白い脚本なので、それを体現しなければならないプレッシャーもありますが、坂元さんが思い描く以上のものを出せるように精一杯頑張ります。楽しみにしていてください」と呼びかけ、仲野も「味わいのある作品になると思いますし、自分自身も楽しんでやれたらと思っています」と意気込んでいる。

■インタビューコメント全文

7月期の日テレ土曜ドラマ『初恋の悪魔』でW主演する林遣都、仲野太賀 (C)日本テレビ

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――今回のドラマ出演が決まった時の心境は?

林「率直にうれしかったです。坂元裕二さんオリジナルの書き下ろしドラマで、水田(伸生)監督、次屋プロデューサーとお仕事が出来る。デビューの頃から知っている太賀と一緒。うれしいことがたくさん重なり、喜びと共に身の引き締まる思いがあります。大事な時間にしなければなと思っています」

仲野「お話しをいただけた驚きもありましたが、僕もうれしかったですね。坂元さん、水田さん、次屋さんの作るドラマは憧れでもあったので、このチームに参加できる喜びと、林遣都くんと一緒に主演でやれるっていうことは個人的にとても感慨深く、光栄だなと思いました」

――お二人の出会いは?

仲野「17年前くらい前ですよね」
林「そうだね。そのくらいになるかな。14〜15歳だったから」
仲野「僕は12〜13歳(笑)」
林「当時は自分たちが子供っていう感覚がなかったけど、子供なんだよね」
仲野「12〜13歳くらいのときから関係性がまったく変わっていなくて。こうやってまた一緒にできることが、頑張ってきて良かったと本当に思います」

――今回、W主演です。

仲野「僕にとっては本当に感慨深いです。遣都くんが主演の作品に出させてもらったのが出会いだったので、こうやって並んで主演でやらせてもらえる時がきたのは光栄ですし、勝手に誇らしい気持ちになっています」
林「プライベートではちょこちょこ会っていたんですけど、一緒に仕事をするのは久々なので、ものすごくワクワクしています」

――お互いの印象は?

林「とにかくお芝居愛の強い男という印象があります。それに太賀は本当にみんなに愛される人だと思います」
仲野「同世代の俳優たちで、よく話題になるんですが、『遣都くんって何回売れるんだよ!』っていうのがあって、今回の林遣都って僕の中で第4章くらいになるんです(笑)。『バッテリー』から始まって、そのあと『火花』『おっさんずラブ』があって、『いつまで売れ続けるんだろうな、この人』っていう感じですごいなと思っています」
林「今の話を、太賀が僕の家に来た時に言ってくれて・・。僕の中では全然自覚もないですし、ずっと悔しい思いもありながら、なにくそ!と思ってやってきたところがあるので、太賀がそんな風に見ていてくれていたんだと知って、彼が帰った後、ひとり部屋でじんわりしちゃいましたね」
仲野「俳優ってどれだけ長く続けられるかっていうこともあるじゃないですか。一時に集中して代表作を作るっていうこともすごいことだと思うんですが、長い期間で定期的に代表作を作るって本当にすごいことだなと思っているので、それをやっている遣都くんはさすがだなと思うし、そういう意味ではずっと追いかけ続けている感じはありますね」

――今回の役柄について。

林「とても個性の強い役で、あて書きと伺ったので、『坂元さん、僕のこと、どう思っているんだろう』と思いました(笑)。1年前くらいに朗読劇で初めて坂元さんの作品に関わらせていただいたのですが、普段、心に隠している部分、出さないようにしている部分、そういう僕の本質や、いろんなことを坂元さんには見抜かれているんだなって思いました(笑)」
仲野「僕は警察署の総務課職員の役らしいんですけど、自分の中でこの役をどう体現していくかはまだ答えが出ていません。ただ、坂元さんのドラマで、坂元さんの書いたセリフを自分の体を通して言えるのは役者としてとても喜びがありますね」
林「僕も坂元作品がどんどん進化しながら出来上がっていく過程を実際に体験できる喜びでいっぱいです」
仲野「この先、全話を通してこの役の奥行きが見えてきて、膨らんできて、入り口と出口が違うような人間になっていくのかな、と思っています。とにかく坂元さんの描く人間は熱いので、それがとても楽しみです」

――どんなドラマになれば。

仲野「最後までどこに着地するのか分からないような作品になったら面白いのかなって。僕自身もワクワクしながら、思いもよらない着地点へ向かって行けたらいいなっと思っています。あまり見たことのないドラマになると良いですね」
林「これまでとは違ったアプローチで挑戦的なにおいを感じられる作品になればいいなと思います」

――撮影中、楽しみにしていること、期待していること。

林「全部楽しみなんですが、このドラマはコメディー部分がたくさんあって、すごく難しく、ハードルは高いと思っていますが、信頼する方たちとしっかり塩梅を見極めながら一生懸命、真面目に、そして楽しんでいきたいと思います」
仲野「キャスト、スタッフさんも、本当に信頼できる方ばかりで強力すぎるくらい強力なので、みんなで力を合わせてどんなドラマになっていくのか、その過程が楽しみです」

――ドラマを楽しみにしている皆さまへメッセージ。

林「本当に面白い脚本なので、それを体現しなければならないプレッシャーもありますが、坂元さんが思い描く以上のものを出せるように精いっぱい頑張ります。楽しみにしていてください」
仲野「味わいのある作品になると思いますし、自分自身も楽しんでやれたらと思っています。期待してください!」

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