ホリプロ所属若手俳優によるスペシャルイベント『Horipro Actors Live〜episode 1〜』が30日、東京・神田スクエアホールで開催。シリーズの垣根を越えたヒーロートークで大盛りあがりとなった。

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　ヒーロートークには、『ウルトラマンタイガ』ウルトラマンタイガ／工藤ヒロユキ役の井上祐貴、『ウルトラマントリガー』ヒジリ アキト役の金子隼也、『機界戦隊ゼンカイジャー』ゼンカイザー／五色田介人役の駒木根葵汰、『仮面ライダーリバイス』仮面ライダーライブ／五十嵐大二役と仮面ライダーエビル／カゲロウ役の2役の日向亘が登場。

　事前に募集されたテーマを元にトークを展開。クランクインの前に行うことについて、駒木根は「パックとスチーマーです。お母さんが『1年間、大変だろうから。お肌も荒れないように』とスチーマー買ってくれました」と明かす。MCを務めた中尾明慶は「もう泣けてくる」と親心をが出てしまい感激すると、駒木根は「それで台本をびちょびちょにしちゃいましたけど」と照れ笑いを浮かべていた。

　日向もスキンケアは重要視しているそう。「二重人格の、もう一方のキャラ（カゲロウ）のメイクが濃い。保湿をちゃんとしないと化粧の乗りが悪いので気をつけています」とアピールした。すると駒木根は「よく、日向の家に行くんですけど、家にミルクティーしかない。健康に気を使ってるふりして、ミルクティーしか飲んでないです」と暴露し、日向は「1日、ミルクティーでしのいでます」と応じて笑わせていた。

　井上は「本来はサウナに行きたいです。流行りに乗っかった1人なんですけど（笑）。でも、実際に行ってみるとハマった。なかなか行けない時期ではあるんですけど、理想はクランクイン前、クランクアップ後にスッキリしに行きたいです」と話し、金子は「勝負メシはチャンジャです。あとは、長時間寝て撮影に行きます」とルーティーンを口にしていた。

　さらに、ヒーローになってから日常生活でやってしまうクセというテーマに。井上が「明慶さんはありますか？　ヒーローじゃないですか」と話題を振り、中尾は「やっと振ってくれましたね。待ってましたよ…。仮面ライダーセンチュリーですから」と映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』で古田新太とともに仮面ライダーセンチュリーに変身していた中尾がご満悦に。ただ「でも、僕は2週間しかやってない…。撮影の仕方が全然、違う。『あのあたりの空が紫になってます』と監督に言われて…。紫の空を見たことないから、そのお芝居は難しいなって思った」と振り返っていた。

　金子は「早起きになります。撮影がない日も起きて『まだ5時だ』とか」と苦笑い。井上は「ショッピングモールに行くと、なんとなくヒーローグッズコーナーを通っちゃう。自分はいるかなって、フィギュアとかを見ちゃう」と話し、日向も「在庫状況とか確認しますね。売り切れてたら、めっちゃうれしいです！」と同調していた。

　また、最後は「ヒーローは誰？」というものに。駒木根は「やっぱり僕にとってのヒーローは東映さんです！　小さいころに見た戦っているヒーローはカッコよかった。自分がヒーローをやってみて、すごく大変。そういった中で、たくさんの方に支えていただいた。なにより、東映さんがなかったら僕はヒーローになれていない。本当に東映さんはヒーローです！」と会場にいるという東映の関係者に向けて猛アピール。中尾から「だんだん、この男がわかってきだぞ」とツッコまれていた。

　一方、残る日向と井上は父とする。日向は「幼いころから見守ってくれた。いろいろ厳しいことも言われてきましたけど、この仕事を始めて、仮面ライダーが決まって上京した時の力強く背中を押してくれた。毎週、放送後とか感想をくれる。あと、おもちゃも全部、買ってくれている。支えてくれているなと思う」としみじみ。井上は「カッコいいなと思う。自分も父親になった時に、あんな父親になりたいと思わせてくれる」と語っていた。

　金子は子どもたちだそう。「イベントをやると小さいお子さんが来ると、めっちゃ目がキラキラ。僕も小さいころから特撮作品を見て、ずっと目をキラキラさせていた。見てくれている子たちに憧れられたいなって思う気持ちでした」と熱い思いを口にしていた。

　中尾から、改めて自身のヒーローについて問われると駒木根は「リアルに言うとお父さんです」と訂正。「お母さんに怒られて、しょんぼりしているとお父さんが車に乗せて連れ出してくれて、アメリカンドッグを買ってくれた。『お母さんには内緒だぞ』と。お父さんに怒られたのは1回しかない。高校生ぐらいの時に大きなケンカをしてお母さんが泣きそうになってしまった。そしたら、お父さんが来て『お前にとってはお母さんかもしれないけど、俺にとっては大切な人なんだよ』と初めて怒られた。それを聞いて、カッコいいなと思った」と尊敬する父のエピソードを披露。中尾は「カッコいい！　もし、息子と奥さんがケンカしたら絶対に言おう！」と宣言して笑わせていた。

　ヒーロートークのほか、WATWING、樫尾篤紀、小西詠斗、島村龍乃介も出演し、ミニコーナーや歌、ダンスを披露。最後はホリプロらしく「あの鐘を鳴らすのはあなた」を合唱して、イベント締めくくっていた。