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中山優馬、舞台に上白石萌歌の相手役に起用「精一杯努めたいと思います」

 俳優の中山優馬が9月にPARCO劇場にて上演されるPARCO劇場オープニング・シリーズ パルコ・プロデュース2020『ゲルニカ』に出演することが、わかった。2018年読売演劇大賞及び最優秀演出家賞に輝く演出家の栗山民也と、2018年紀伊國屋演劇賞個人賞受賞、鶴屋南北戯曲賞など数々の賞を受賞した劇作家:長田育恵の初顔合わせによる新作。中山は、主演・上白石萌歌演じる貴族の家に生まれ甘やかな世界を信じていた少女・サラが想いを寄せる相手であり、ドイツ軍のスパイとして暗躍する人民戦線軍の兵士・イグナシオを演じる。

PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』に出演する(左上から時計回りに)上白石萌歌、中山優馬、早霧せいな、キムラ緑子、勝地涼

PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』に出演する(左上から時計回りに)上白石萌歌、中山優馬、早霧せいな、キムラ緑子、勝地涼

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 このほかゲルニカで生きる人々を取材するカメラマン役に勝地涼と、彼と同行する女性特派員記者役を元宝塚歌劇団男役トップスターの早霧せいなが共に栗山作品に初登場。さらに人民戦線軍には玉置玲央、林田一高、後藤剛範、ヒロインの婚約者役には松島庄汰、ゲルニカの人々が集う食堂の主人に谷川昭一朗、ヒロインの母とともに国家を守ろうとするファシズムの役人には谷田歩、死者の語り部として石村みかが決定。またヒロイン・サラの母にはキムラ緑子が起用され総勢12人の若手から実力派まで魅力的なキャストが集結する。

 ゲルニカの元領主の娘で何不自由なく生きてきたサラ。しかしスペインでは、台頭してきたファシズムと人民戦線軍が激突し、市民戦争が本格化していた。サラの婚礼が近づいているある日、突然婚約者が戦争に参加したいと静かな決意を語り出し、サラを置いて出て行ってしまった。世界ではいま何が起きているのか。

 サラは街の食堂に出入りするようになり、人民戦線軍の兵士たちや海外特派員の戦場カメラマン・クリフ(勝地)、女性記者レイチェル(早霧)たちと触れ合い、各地で激戦が行われている事実を知る。またそこで、イグナシオという一人の兵士と恋仲になってしまう。しかしイグナシオはドイツ軍のスパイで密かに爆撃工作を進めていた。やがて、サラの妊娠が発覚。そしてそれを知ったサラの母であるマリア(キムラ)は激怒し、子供を堕ろすよう説得する。そんな中、ついに運命の日、ゲルニカ空爆がはじまる…。

 中山は「舞台は一期一会なので栗山さんのディレクションの下、たくさん稽古(けいこ)をし、精一杯努めたいと思います。PARCO劇場のオープニングシリーズ公演という事もあり、さらにグッと気が引き締まる思いです。どんな作品になるのか、どんなイグナシオになるのか、非常に楽しみです。たくさんの方にゲルニカの世界を見ていただけたら光栄です。劇場でお待ちしております」と呼びかけている。

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  • PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』チラシ

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