俳優の黒羽麻璃央が13日、東京・渋谷のNHK放送局でコント番組『LIFE！〜人生に捧げるコント〜』のチームが手掛ける長編ドラマの第2弾『LIFE！ presents 忍べ！右左エ門〜 THE SKY ATTACK〜』の囲み取材に出席。向井理演じる豪商・仁兵衛の用心棒・利十郎役で初出演する黒羽が見どころや撮影エピソードを紹介した。

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　ストーリーは、元忍者の右左エ門（内村光良）がかつての忍者仲間・長次（古田新太）から、二束三文で売ってしまった高価な反物を仁兵衛から奪い返してほしいと頼まれるところから始まる。そこで番頭の文七（バカリズム）と共に、仁兵衛宅に潜入し反物を探すことに。仁兵衛の屋敷では、くのいちのアヤメ（杉咲花）とウズラ（池谷のぶえ）、仁兵衛に用心棒として雇われた甲賀忍者の日向（ムロツヨシ）と数馬（伊藤健太郎）など、さまざまな思惑を抱えた者たちによる反物の取り合いが始まる。

　NHKのドラマ出演が初めてと明かした黒羽。「めっちゃ緊張しました。顔合わせと本読みの時に、テレビで見る人たちが続々と入ってきて『この人たちと一緒に作品を作れるんだ』と思った。舞台で慣れ親しんだ環境ではない中でやるのは不思議な感覚でした」と興奮気味に振り返った。

　伊藤との殺陣のシーンが見どころといい、「健太郎君をライバル視しているので、バチバチな戦いが見られると思う」と紹介。また撮影では慣れない刀に苦労する場面があったそうで、「衣装がずれるほど刀が重かった。刀を使う舞台はある程度やってきているつもりだったが、慣れるまでに時間がかかった。2日間くらいけいこをやっていた」と振り返った。

　立ち居振る舞いには“色っぽさ”を意識した。「はだけすぎないようにしていた。メイクもそうだが、妖艶というか異質でカッコいい感じに仕上げてもらった。“雄雄しい”雰囲気はあまり経験はないので、新たな僕の魅力となれば」と期待を寄せた。また撮影では思わぬ“初体験”もあった。「楽屋があったのには感動した。大部屋で待機してると思ってた。うれしくなっちゃって、衣装を崩さない程度に横になってました（笑）」と照れていた。

　栃木・日光での撮影で内村やムロと食事に行ったことも刺激になったという。「夢のような時間だった。こんなにもすてきな人たちと作品作りができてうれしかった」と回顧。また将来的にはコント番組『LIFE！〜人生に捧げるコント〜』の出演も望んでいるそうで、「シリアスな芝居より、人を笑わせるのは難しいことだと思う」と言いつつも、「次はコントにも参加できたらうれしいですね」と笑顔で語った。

　長編ドラマ第2弾『LIFE！ presents 忍べ！右左エ門〜 THE SKY ATTACK〜』は総合テレビで26日午後10時から放送される。