タレントの篠田麻里子が13日、東京・渋谷のNHKで行われた『アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜　episode4　ゴールボール×こちら葛飾区亀有公園前派出所』の試写会に出席。作中で、オリジナルキャラクターのゴールボール日本代表・天浦結希選手の声を務めた篠田は、「ずっと『こち亀』を見ていたので、その『こち亀』に参加できるだけでもうれしかったですし、光栄でした」と笑顔で語り、アフレコの出来ばえは「100点」ときっぱり。「自信もってこのアニメをお伝えしたい」と話した。

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　NHKで昨年から制作・放送されているパラスポーツを題材としたアニメシリーズ『アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜』。その第4弾では、フジテレビ系で1996年6月〜2004年12月までレギュラー放送されていたアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とコラボレーション。視覚障害者のために考案された競技『ゴールボール』にスポットをあて、型破りな警官でおなじみの両津勘吉が、持ち前の好奇心と運動能力でゴールボールに挑戦し、なんとか勝とうと、あの手この手を繰り出すストーリー。両津役のラサール石井、麗子役の森尾由美など、オリジナル声優陣も再集結した。

ゴールボールは、「アイシェード」と呼ばれる目隠しをつけ、1チーム3人で鈴の入ったボールを投げ合い、相手のゴールを狙う競技。日本は12年のロンドンパラリンピックで女子チームが金メダルを獲得している。

　篠田は、パラスポーツ関連の仕事を通じて、その面白さを発見しているというが、「一般にはなかなかできる機会や見る機会が少ない。大人気の『こち亀』とコラボすることで、より多くの人に見て、知っていただけると思うので、すごいコラボが実現したと思う」と話した。

　試写会には、ゴールボール日本代表候補選手の安室早姫（あむろ・さき）さんも出席。「ゴールボールはまだ認知度が低いので、有名な『こち亀』とコラボして、紹介していただけるのが、本当にうれしいです。日本代表のユニフォームを来ていると、『何の競技ですか？』と声をかけてくださるんですが、『ゴールボール』と答えると、『知らないなぁ』というリアクションがほとんどでしたので、『こち亀の両さんがやってたアレでしょう』と言ってくれる人が増えたらうれしいです」と期待を込めた。

　ストーリーは、本家のアニメ『こち亀』の脚本を手がけてきた山田隆司氏が担当し、久しぶりに両津の活躍（？）が描けるとあって、「どんどん長くなってしまって、5分アニメなのに30分くらいになってしまって、泣く泣くカット」したシーンばかりだったことを明かしながらも「満足です」と話していた。