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篠原涼子、一人二役に初挑戦 『愛を乞うひと』SPドラマ化

 女優の篠原涼子が今冬に放送される読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ 『愛を乞うひと』に主演することが、わかった。下田治美氏の同名小説を原作に「母娘の絆」をテーマにしたヒューマンドラマを描く。篠原は幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け愛に飢えた主人公・昭恵とその幼少時代に虐待を続けた母親・豊子という“愛し方を知らない母”と“愛され方を知らない娘”として、自身初の一人二役を演じ、7年半ぶりにスペシャルドラマに主演する。

今冬に放送される読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ 『愛を乞うひと』で一人二役に初挑戦する篠原涼子 (C)読売テレビ

今冬に放送される読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ 『愛を乞うひと』で一人二役に初挑戦する篠原涼子 (C)読売テレビ

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 高校生の娘・深草と二人暮らしする昭恵は、生き別れた弟・武則との再会をきっかけに記憶に押し込めていた凄惨な幼少時代を思い出す。そして照恵は深草の後押しもあり、亡くなった父親の遺骨を探しに父親の故郷・台湾へと渡る。そこで、今まで知ることのなかった母親の真実とたどり着くこととなる。台湾ロケも敢行され、撮影はすでに終了している。

 現代の照恵を軸に、幼少時代の回想シーンも並行して描いていく今回のドラマでは照恵は、母・豊子から虐待を受けていた過去を持ち、どこか控えめな女性なのに対し、豊子は、篠原がこれまで演じたことのない気性の激しい難役で、ハードなシーンも多い役どころ。正反対の2人を篠原がどのように演じ分けるのかに注目だ。

 日本アカデミー賞・最優秀作品賞ほかを受賞した原田美枝子主演の映画版(1998年)を見たという篠原は「衝撃を受けて、大変興味を持ちました。役者さんという仕事を続けていられるのであれば、いつかめぐりあってみたい作品でしたので、出演が決まったときは、とても嬉しかったです」と喜びを表した。「今の世の中で意義のある作品だと思いますし、視聴者の皆さんの琴線に少しでも触れられるように、精一杯チャレンジしました」と自信をにじませた。

 また、“一人二役”という初挑戦には「かなり難しいと思っていたんですが、それぞれの役が濃厚でしたので、大変やりがいがあり、充実した日々を過ごせました」と手応え。「特に豊子は私の好きな役柄で、照恵のシーンのときは、『豊子にもう一度戻りたい』って思ってしまうぐらい…(笑)。全く真逆のキャラクターなのでストレスも溜まらないというか…。甘いものばかり食べていると、辛いものを食べたくなるときありますよね? そんな感覚です(笑)」と満足げに振り返っている。

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