福岡・高島市長「道州制になればいい」 九州での導入に前向き
福岡市の高島宗一郎市長は7日の定例記者会見で、九州で道州制を導入することについて「なればいいと思っており、何か発信していきたい」と述べ、あらためて賛成との考えを示した。
高島氏は、九州は一つの行政組織ではないため、海外で認知されにくいと指摘。農林水産物の輸出で九州が一体となることで安定供給することができ、海外の市場に入りやすくなるとのメリットも示した。
ただ、大阪都構想のように制度化に向けて自身で取り組むかについては「市長としてすごくやりがいのある仕事が多く、制度とかそうしたところに今の自分の力を注ぎたいという思いはあまりない」と述べた。
道州制は、都道府県を廃止し、より広域な道や州に再編した上で、国から権限と財源を移譲する構想。(塩入雄一郎)