秋月黒田家当主が名誉館長就任 朝倉市の秋月博物館
朝倉市秋月野鳥の市秋月博物館は10日、幕末まで秋月藩主だった秋月黒田家の15代当主、黒田長幹(ながもと)さん(50)=東京在住=の名誉館長就任式を館内で開いた。長幹さんは今後、博物館の展示への助言や、東京などでの博物館情報の発信などに努める予定。
博物館は昨年10月にオープン。秋月黒田家の古文書や武具など約1500点を収蔵する。名誉館長の就任は2年目に入った博物館のPRに力を入れるのが目的。就任式で長幹さんは「他の博物館などと意見を交換して有益な情報は秋月に伝えたい。会社員で海外に行くことが多いので(市秋月博物館を)紹介していきたい」と抱負を語った。
秋月博物館では「秋月藩の尚武 武具・甲冑(かっちゅう)展」(12月9日まで)を開催中。秋月藩初代藩主の長興が初代福岡藩主の父長政から譲られた名刀「備州長船賀光」など約80点を展示する。市秋月博物館=0946(25)0405。
=2018/11/15付 西日本新聞朝刊=