武田薬品、「苦節10年」湘南研究所の成果に託す次の成長
武田薬品工業は神経疾患の治療薬の開発を急ぐ。最も期待をかけるのは日中に突然眠気に襲われる疾患を治療する新薬候補で、2022年3月期中にも最終段階にあたる大規模な臨床試験(治験)の開始を想定する。大型の企業買収で新薬候補を外部から得てきた武田にとっては、神奈川県の湘南に設けた研究拠点で最初から自前で作り上げた大型薬となる可能性がある。
問われる「湘南の実力」
「ニューロサイエンス領域において湘南拠...
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