いすゞ、横浜に本社移転 創業の地の大森から
いすゞ自動車は9日、横浜市に開業した複合施設「横浜ゲートタワー」に本社を移転した。同社創業の地である大森を離れ、国内唯一の完成車生産拠点である藤沢工場(神奈川県藤沢市)と本社の距離を近づけて業務効率を高める狙い。
みなとみらい21地区に3月開業した横浜ゲートタワーに入居し、9日から新本社での業務を始めた。これまで本社を置いていた「大森ベルポート」(品川区南大井)が1991年の完成から既に30年以上が経過していたこともあり、新たな拠点に移って社員が働きやすい環境を整える。
いすゞは前身のひとつである「東京瓦斯電気工業」が大森に進出した1920年前後から同地に拠点を置き、一時は近隣に乗用車などの工場も構えていた。
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