地域政党「大阪維新」に国会議員の参加可能に 規約改正
日本維新の会傘下の地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)は19日、大阪市内で全体会議を開き、国会議員の参加を認めるよう規約を改正することを決めた。対象となる大阪が地盤の国会議員は衆参で16人いる。大阪維新の会はこれまで国会議員の所属を認めていなかった。
改正規約では国会議員は日本維新の会に所属することを前提としている。しかし国会議員が5人以上いれば政治資金を受け取れる政党助成法上の政党要件を満たすことができる。日本維新の会では大阪側の幹部と旧太陽の党系の国会議員団の対立がくすぶっており、分裂の布石になるとの臆測もある。
松井一郎幹事長(大阪府知事)は「(国会議員も)ずっと一緒にやってきた仲間なので大阪維新にも所属してもらうため。日本維新は分裂する気配はない」と強調した。