文化勲章受章者の略歴と業績
文化勲章受章者の略歴と業績は次の通り。(敬称略)
有馬朗人(ありま・あきと)東大名誉教授。原子核物理学の研究で優れた業績を残したほか、文相などとして日本の教育振興に貢献した。
安藤忠雄(あんどう・ただお)建築家。優れた建築作品を多数発表し、日本の現代建築を世界に認知させた。
鈴木章(すずき・あきら)北海道大名誉教授。世界に先駆けて有機ホウ素化合物を使った独創的な反応を開発し、医薬品や電子材料の製造などに多大な貢献をした。
蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)演出家。躍動感あふれる演出で演劇界に新風を吹き込み、多数の優れた舞台を手掛けた。後進の育成にも手腕を発揮した。
根岸英一(ねぎし・えいいち)米パデュー大特別教授。パラジウム触媒によるクロスカップリング反応の研究に取り組み、世界的に優れた業績を挙げた。
三宅一生(みやけ・いっせい=本名・みやけ・かずなる)服飾デザイナー。独自の発想のデザインで国際的にも高い評価を獲得し、芸術文化の発展に尽くした。
脇田晴子(わきた・はるこ)滋賀県立大名誉教授。中世日本の商業史や都市史、女性史などで通説を覆す業績を挙げたほか、石見銀山の世界遺産登録にも尽力した。