松坂屋銀座店、88年の歴史にひとまず幕 最終日7万人が来店
東京・銀座初の百貨店、松坂屋銀座店は建て替えのため、30日の営業終了をもって閉店、88年の歴史にひとまず幕を閉じる。周辺と一体で再開発し、新たな商業施設の営業再開は2017年の予定。最終日には7万3000人が来店し、閉店セールは大盛況のまま幕を閉じた。
開店前には約1000人が並んだ。午前10時開店の予定だったが、15分前倒しして営業を始めた。
同店は4月から始めた閉店セールが大盛況。6月の売上高は、前年同月比5倍に達したもよう。「セールには何度か来ていたが、最終日なので朝一番に訪れた」(東京都江東区在住の70代男性)。複数回来店した客も多かった。
閉店後に菊谷栄司店長ら十数人の社員が店外に並び、クラッカーを打ち上げて再開発のスタートを祝った。