マクドナルド過去最高の売上高 2010年、限定品が底上げ
日本マクドナルドホールディングスは5日、2010年12月期のフランチャイズチェーン(FC)店を含む全店売上高が過去最高の5427億円になったと発表した。前期は全店の1割に当たる433店を閉鎖したが、高単価の期間限定商品やコーヒーメニュー拡充で新規顧客を取り込んだことが全体を底上げした。
前期の全店売上高は前の期に比べて2%増。5年連続で過去最高を更新した。
10年12月の既存店売上高は前年同月比11.6%増と2カ月ぶりのプラス。昨年初めに好評だった大型ハンバーガー「ビッグアメリカ」シリーズを12月限定で再び販売したことなどにより、客数は8.9%、客単価は2.5%それぞれ増えた。同シリーズは第2弾の4商品を今月7日から3月下旬まで順次発売する。
原田泳幸会長兼社長は都内で記者会見し、「今年の外食業界は予見できない厳しさがあるが、ビッグアメリカのようにマクドナルドらしい商品を積極的に出していきたい」と話した。
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