19年末の在留外国人数、最多の293万人 昨年末7.4%増 ベトナム伸びる
出入国在留管理庁は27日、2019年末時点の在留外国人数が18年末から7.4%増の293万3137人で、過去最多となったと発表した。国籍別ではベトナムが24.5%増の41万1968人と最も伸びた。人数で最多は中国の81万3675人、次いで韓国の44万6364人だった。
在留資格別では技能実習が前年から25.2%増の41万972人に伸びた。深刻な人手不足に対応するため、19年4月に創設した新たな在留資格「特定技能」は1621人だった。
19年の外国人入国者数の確定値も発表した。全体の外国人入国者数は3118万7179人で、18年から108万5077人増加した。再入国者数を除く新規入国者数も2840万2509人で前年から3%増えた。いずれも過去最高だった。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた入国拒否などの措置が実施される前の統計にあたる。