2月の日経平均、下落幅1年2カ月ぶり水準 新型コロナ懸念響く
2月の日経平均株価は月間で2062円22銭(8.9%)下落した。月間では2018年12月以来、1年2カ月ぶりの下落幅となった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への懸念が投資家心理を冷やした。業種別日経平均は36業種全てが1月末比で下落。「鉄道」と「空運」はともに14%安となった。
月初は新型肺炎の影響は一時的との見方が多く、日経平均は2万3800円近辺を維持していた。月末に向けて欧州などでも感染者数が増え、欧米株の下げが加速。国内でも経済活動への影響が広がり、企業業績への打撃が想定以上に長引くとの警戒感が強まった。