徳勝龍関を1万人が祝福 故郷奈良市で優勝パレード
1月の大相撲初場所で史上2人目の幕尻優勝を果たした徳勝龍関(33)が23日、故郷の奈良市で優勝祝賀パレードに臨み、約1万人のファンらから祝福の声援を受けた。出発前のあいさつで「(奈良県からの応援は)ばっちり届いていました。こんなにいっぱい来ていただけると思っていなかった。うれしい」と喜びを語った。
奈良県出身力士の制覇は98年ぶりの快挙で、奈良県スポーツ特別功労賞や奈良市の市民栄誉賞も受賞した。春場所を控える徳勝龍関は「自分なんかでいいんでしょうか。まだ33歳だという気持ちで若々しく元気のいい相撲を取っていくので、熱い声援をお願いします」とさらなる奮闘を誓った。
奈良市在住の70代の女性は「すごい勇気をもらった。けがをしないで、長く頑張ってもらいたい」とエールを送った。〔共同〕