大学ブランド力、東北は岩手大4位→2位 首位は東北大
山形大5位→3位 日経BPコンサルティング2019年調査
日経BPコンサルティング(東京・港)が実施した「大学ブランド・イメージ調査2019-2020」で、東北のブランド力の総合1位は東北大学だった。2位は前年4位の岩手大学、3位は同5位の山形大学がそれぞれ順位を上げた。上位3校を国立大が占めた。
東北大は49のブランド・イメージ項目のうち、「チャレンジ精神がある」など33項目で首位だった。2位の岩手大は「親しみが持てる」で1位を獲得。ブランド総合力では前回から4ポイント増えて上昇率でトップだった。
山形大は「地域産業に貢献している」の項目で首位だった。工学部を中心に産学連携で地元企業の技術開発や人材育成を支援するほか、起業家育成プログラムを立ち上げて他大学の学生や社会人などを受け入れている。
総合ランキング17位の石巻専修大学(宮城)は25位から順位を大きく上げた。19年に創立30周年を迎え、イベント開催や特設サイト開設など幅広くPR活動を展開。「広報活動に力を入れている」の項目で1位だった。
調査は8~9月、東北のビジネスパーソンや中学生以上の子供がいる人などを対象にインターネットで実施。東北は38校について地域産業への貢献度や研究施設の充実度など49項目で評価してもらい点数化した。有効回答数は1739。