成田空港第3ターミナル 混雑緩和で到着ロビー拡張 9月5日から
成田国際空港会社(NAA)は格安航空会社(LCC)専用施設の第3旅客ターミナルの混雑緩和を図るため、9月5日から1階到着ロビーを拡張する。出発客と到着客の動線を分離し、ターミナル全体の機能強化を目指す。
現在の第3ターミナルは1階に到着した客が外に出るのに2階の出発ロビーを通過する必要があり、出発客と到着客が2階に集中、混雑の原因になっていた。1階に到着専用のロビーを約1600平方メートル増築し、直接外に出られる構造にした。
増築に合わせてバス乗車券販売カウンターを2階出発ロビーから1階到着ロビーに移設するほか、第3ターミナルになかった宅配カウンターを新設。Wi-Fiレンタルカウンターも増設する。
第3ターミナルはLCCの専用施設として15年4月に開業したが、LCC路線の拡大で、利用客が集中する夕方には混雑が目立つ。増築のほか、19年度末までに保安検査機器の更新なども予定する。改修で第3ターミナルの処理能力は10~20%向上すると見込まれる。
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