机物色市議の被害届提出へ 建造物侵入容疑、富山市
富山市の木下章広市議(36)が議会事務局に無断で立ち入り、女性職員の机を物色していたとして、同市が5日にも、建造物侵入の疑いで富山中央署に被害届を提出することが同市への取材で分かった。
議会事務局によると、木下氏は6月25日夜、女性職員の机上の書類を物色しているのを職員本人に目撃された。事務局の聞き取りに対し木下氏は「どんな仕事をしているのか、興味本位でやった」と話していた。また、以前から執務時間外に事務局に立ち入り、複数の職員の机を物色したことも認めたという。
同市議会は3日、木下氏に辞職を促す糾弾決議を全会一致で可決。木下氏は欠席し、進退を明らかにしていない。
木下氏は政務活動費問題の大量辞職に伴う2016年の市議補欠選挙で日本維新の会から出馬して初当選し、現在2期目。18年に維新会派を離脱した。〔共同〕