川重がLNG発電船 海から電力供給、環境負荷低減
川崎重工業は洋上に係留した船で天然ガスから発電し、地域に電力を供給する「発電船」を開発した。小規模な設備はこれまでもあったが、世界に先駆けて10万キロワット超の大型の商用設備を実用化する。インフラ整備が途上にある新興国の電力会社のほか、国内では緊急用電源としての利用を見込む。小型の電源を消費地近くに配置して環境負荷を抑える分散型発電の動きが広がってきた。
発電船は長さ100メートルあまりの台船に...
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