貴乃花親方、一門離脱 今後は無所属の意向
大相撲の貴乃花親方(45)=元横綱=が所属する「貴乃花一門」を離脱し、無所属となる意向を一門内の親方に伝えていたことが22日、関係者への取材で分かった。同親方は同一門から「貴乃花」の名称を外すことを申し入れ、了承されたことを4月に明言していた。
貴乃花親方は2月の日本相撲協会理事候補選挙で落選。3月の春場所での無断欠勤や、弟子の貴公俊関(当時十両)による暴行問題の監督責任などを問われ、親方衆の序列で再雇用者の参与を除いて最下位となる年寄に降格した。
貴乃花親方は2010年の理事選挙前に二所ノ関一門を離脱し、支持者とともに貴乃花グループを形成。14年に一門へ格上げされた。所属する親方は「話を直接聞けていないので、ご本人の気持ちは分からない。残ったメンバーで今後のことはしっかり話し合わないといけない」と述べた。〔共同〕