世界レスリング、川井梨ら五輪代表に 伊調は57キロ級出場ならず
【ヌルスルタン(カザフスタン)=共同】レスリングの東京五輪予選を兼ねた世界選手権第5日は18日、カザフスタンのヌルスルタンで女子が行われ、57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と76キロ級の皆川博恵(クリナップ)がともに4試合を勝って19日の決勝に進んでメダルを確定させ、日本協会の選考基準を満たして五輪代表に決まった。24歳の川井梨は2度目、32歳の皆川は初の五輪。
五輪を4連覇した35歳の伊調馨(ALSOK)は57キロ級で五輪出場の道を絶たれた。階級を変更することには現時点では否定的で現役を引退する可能性もある。
非五輪階級で59キロ級の稲垣柚香(愛知・至学館高)は3回戦でインド選手に敗れた。65キロ級の類家直美(至学館大)は初戦の2回戦で中国選手に屈し、敗者復活戦に回れなかった。
53キロ級で五輪代表に決まった向田真優(至学館大)はアジア選手権決勝で敗れたパク・ヨンミ(北朝鮮)と決勝で対戦。非五輪階級で55キロ級の入江ななみ(福井県スポーツ協会)が決勝、72キロ級の古市雅子(自衛隊)が敗者復活戦を勝って3位決定戦に登場。