日本エスコン、中部電と資本業務提携 不動産を共同開発
不動産事業を手掛ける日本エスコン(8892)は28日、中部電力(9502)と資本業務提携すると発表した。中部電が日本エスコンの発行済み株式の32%超を9月7日付で取得する。取得額は約264億円の見込み。日本エスコンは中部電の持ち分法適用会社となる。分譲マンションや賃貸用不動産などを共同で開発するほか、開発不動産に対して、中部電からのエネルギー供給や中部電力グループへの設備工事を優先的に実施する予定という。
日本エスコンは首都圏や関西圏、福岡の主要都市で分譲マンションなどの販売に強みを持つ。一方、中部電はグループ会社の中電不動産が中部圏で不動産賃貸を手がけている。それぞれの事業エリアでお互いの強みを生かせるとして、提携を決めた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕