すかいらーく再上場、初値は1200円 時価総額で外食2位
ファミリーレストラン「ガスト」などを展開する、すかいらーくが9日、東京証券取引所第1部に上場した。2006年にMBO(経営陣が参加する買収)で上場廃止して以来、8年ぶりの再上場となる。9日午前に始まった取引では、公募・売り出し(公開)価格と同じ1200円の初値を付けた。
取引開始直後に1229円まで上昇した後、徐々に売りが優勢となり、9時半前に1141円の安値を付ける場面があった。初値で計算した時価総額は約2300億円で、主要な外食企業では、日本マクドナルドホールディングス(約3500億円)に次ぐ2番目の規模となる。
すかいらーくは「ガスト」などを国内に約3000店、海外に約40店を構える。MBO後は11年から米投資会社ベインキャピタル傘下で再建を進めた。国際会計基準(IFRS)を採用する企業の新規上場は初めてとなる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕