マクドナルド、異物混入の店舗を発表 大阪府など4都府県
日本マクドナルドホールディングス傘下の日本マクドナルドの菱沼秀仁・取締役上席執行役員は7日に都内で記者会見し、商品に異物が混入する問題があったとされる店舗を発表した。問題が発生したのは青森県、東京都、福島県、大阪府の4店舗。顧客の申し出により商品からビニール片やプラスチック片、人の歯が見つかったという。
発表文では青森、東京、福島の3都県の店舗で発生した事例を記載。記者会見で大阪府の店舗でも問題が発生したことを認めた。発生はいずれも2014年から15年初にかけて。福島県の店舗では「サンデー チョコレート」に「2~3センチメートル程度」のプラスチック片が混入。アイスクリームを作る機械の組み立てで一部のパーツを取り付けず、内部のプラスチックに負荷がかかり破損したことがわかった。
他の3店舗では分析の結果待ちなどで原因が明らかになっていない。青森県の店舗は異物の成分を確認中、東京都の店舗は紛失により確認できていないが、異物混入の可能性について社内調査している。東京都の店舗では「チキンマックナゲット」から見つかったビニール片をアルバイトが紛失したという。大阪府の店舗ではポテトに混入した異物が人間の歯とわかったが、揚げた形跡はなく経路も不明という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
関連企業・業界