18年12月の完全失業率2.4% 18年平均も2.4%、26年ぶり低水準
総務省が1日発表した2018年12月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は2.4%と前月比0.1ポイント低下した。低下は3カ月ぶり。男性の完全失業者の減少が寄与した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。男女別にみると、男性が0.1ポイント低い2.6%、女性は横ばいの2.3%だった。
完全失業者数(季節調整値)は167万人と前月比6万人減少した。内訳をみると、勤め先の都合や定年退職など「非自発的な離職」は3万人減、自己都合による「自発的な離職」は2万人減だった。男女別では男性が5万人減、女性が1万人増だった。
就業者数(季節調整値)は45万人減の6668万人だった。総務省は雇用動向について「着実に改善している」との見方を示した。
併せて発表した18年平均の完全失業率は2.4%と前年比0.4ポイント低下した。低下は8年連続で、1992年(2.2%)以来26年ぶりの低水準だった。男性は0.4ポイント低い2.6%、女性は0.5ポイント低い2.2%だった。
2018年平均の完全失業者数は前年比24万人減の166万人、就業者数は134万人増の6664万人だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕