そごう・西武、西武船橋・小田原店を閉鎖
セブン&アイ・ホールディングスは25日、百貨店事業の子会社そごう・西武が、2018年2月末に西武船橋店(千葉県船橋市)と西武小田原店(神奈川県小田原市)を閉鎖すると発表した。同社は17年2月期にも百貨店4店舗を閉めており、今年10月に関西の2店舗も同業のエイチ・ツー・オーリテイリングに譲渡する予定。首都圏の主要な店舗に経営資源を集中させる戦略を鮮明にする。
西武船橋店の売上高は17年2月期に169億円、西武小田原店は同74億円で、いずれも売上高の減少が続いていた。西武船橋店については閉店後に地権者などと協議して不動産価値を再評価し、複合施設への転換を検討していくという。
そごう・西武は16年9月にそごう柏店(千葉県柏市)と西武旭川店(北海道旭川市)、17年2月に西武八尾店(大阪府八尾市)と西武筑波店(茨城県つくば市)を閉めた。今年10月には阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングに対し、そごう神戸店(神戸市)と西武高槻店(大阪府高槻市)の2店舗も譲渡する。
25日発表した2店舗の閉店を含めると、18年2月期末のそごう・西武の国内百貨店の店舗数は15となる見込み。