東急不動産、前社長が社内規定違反 取締役を退任
東急不動産ホールディングス(HD)は1日、傘下の東急不動産前社長、三枝利行氏の不正が疑われた件について調査結果を発表した。会社に具体的な損害を与えた事実はなかったが、副業を禁止する社内規定に違反したとして、三枝氏は同日付で取締役を退任した。
責任を取って金指潔会長が事業会社会長の代表権を返上した。
三枝氏は太陽光発電事業に関連した取引先からの利益供与が疑われていた。東急不動産HDは4月から弁護士や社外取締役らでつくる調査委員会を設け、不適切な取引の有無などを調べていた。
関連企業・業界