日本水泳連盟は6日、日本代表の水着とキャップのサプライヤー契約を、ミズノ、アシックス、デサントの3社以外のメーカーからも、公募することを発表した。3社は日本水泳連盟と16年までオフィシャルサプライヤー契約を結び、輪番でウエアなどを提供しているが、水着とキャップだけを別にした。北京五輪が行われた08年に、同連盟と契約していないレーザーレーサーなどの高速水着を着用した選手が世界記録を連発し、契約外のメーカーの水着着用を認めた経緯がある。今年4月に国際水泳連盟(FINA)の認めたリストに載るメーカーの中から公募することで、選手の選択肢を広げた。

 6月のジャパンオープンから主要大会で実施。11年4月以降は年度ごとに契約する。泉正文専務理事は「新たに契約するメーカーからは契約料をいただく。現在、契約する3社は契約金を下げた」と説明。上野広治競泳委員長は「現場から自由化をお願いした」と話している。