G大阪の日本代表MF橋本英郎(29)がクリスマスに結婚することが2日、分かった。お相手は愛媛県在住の横川武広さん(64)の次女美希さん(23=会社員)で、交際3年でのゴールインとなる。25日に婚姻届を提出し、年明けに挙式する。今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献し、11日に日本で開幕するクラブW杯にも出場予定。人生の伴侶を得て公私とも充実した1年になった。来季は日本代表としてW杯切符獲得を目指す。

 3年の交際期間を経て、橋本がゴールインする。05年に知人の紹介で美希さんとの交際が始まり、昨年のクリスマスに自宅でプロポーズ。それから丸1年となる記念日の今月25日に婚姻届を提出する。

 既に美希さんの故郷愛媛県生名(いきな)島に住む両親にあいさつも済ませ、年明けに大阪市内で挙式することも決定。橋本は「自然体なところを好きになった」と笑みを見せた。

 橋本にとって、美希さんは“勝利の女神”だ。「(今季の)試合は2度ぐらいしか見に来たことがない」と言う。しかし交際を始めた05年にリーグ初Vを飾り、07年にナビスコ杯、今季はACL優勝。「僕にいい運を与えてくれてるのかな」。昨年2月に日本代表に初招集され、今季は2月の東アジア選手権以降、代表から外れていたが、11月のW杯アジア最終予選カタール戦で復帰。日本屈指のボランチへと成長していく陰に美希さんの存在があった。

 私生活の充実をピッチにも反映させる。6日のリーグ最終節新潟戦(東北電ス)を経て、14日にはクラブW杯の初戦に臨む。婚姻届を提出する25日には天皇杯準々決勝名古屋戦(神戸ユ)もあり、来季ACL出場権獲得の優勝まで突っ走る。美希さんは妊娠はしておらず、今後も仕事を続ける予定だが、「子どもは2~3年後をメドに欲しい。(結婚で)より責任を感じますね」。来年はW杯アジア最終予選も佳境を迎える。最高の伴侶を得て、さらなる飛躍を遂げるつもりだ。