東三段目86枚目の若碇(18=伊勢ノ海)が、三段目優勝を果たした。7戦全勝で並んだ、東三段目44枚目の朝白龍との優勝決定戦を、土俵際の豪快な掛け投げで制した。拓大出身の朝白龍は、今年春場所の序ノ口土俵では負けた相手。「序ノ口の時に負けていたのでリベンジの気持ちだった。素直にうれしいです。(掛け投げは)狙っていました」と、笑顔を見せて話した。

父は伊勢ノ海部屋の部屋付きの甲山親方(元前頭大碇)。この日朝、同親方から直接「気合を入れていけ!」と、ゲキを飛ばされ奮起。「負けてもともと。挑戦者の気持ちだった。自信になる」と、胸を張って振り返った。部屋には幕内で活躍した錦木もおり、身近な存在の活躍に「錦木関が活躍していたので頑張ろうと思った」と話した。今年初場所の初土俵以来、初の各段優勝に、随所で笑顔を見せて喜びを表現していた。

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