漫画家の小林よしのり氏(64)が、子どもをつくらない性的少数者(LGBT)を「生産性がない」などと指摘した自民党の杉田水脈(みお)衆院議員を「差別しか政治的目標のない非生産的な国会議員」と厳しく非難した。

 小林氏は26日、「非生産的暴論の杉田議員は差別の水脈しか持たない」と過激なタイトルでブログを更新。杉田議員の発言を受け、「子供を生まないことを生産性がないと見做すらしい。だったら小林よしのりも生産性がないし、安倍首相も生産性がないことになる。杉田水脈は安倍首相に向かって『あんたは生産性がない』と直言すべきだ」と指摘した。

 さらに小林氏は、モリカケ問題や、カジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法などの与党が進める政策を挙げ、「自分のお友だちの教育事業に国税を注ぎ込む安倍首相は、生産性があるのだろうか?わしにはそうは思えない」「博打は胴元が儲けるのが当たり前だが、その胴元が外資になるカジノというのは、生産的なのだろうか?」などとチクリ。「杉田水脈は国民の税金で食っていく身でありながら、差別しか政治的目標のない非生産的な国会議員だと判定していいんじゃないか?」とつづった。

 杉田議員は今月発売の月刊誌にLGBTへの行政支援に疑問を呈する内容の文章を寄稿し、物議をかもしている。