創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けて2日に都内で会見を開き、社名変更などを発表したジャニーズ事務所が5日、東京・赤坂の本社ビルの上部にある「J」の文字と「Johnny&Associates」と書かれた社名ロゴの撤去作業を始めた。

ロゴは、撤去用のマシンに囲われているが、下の隙間から、ジャニー氏のイニシャル「J」や「y」が、かいま見える。駆けつけたファンは「撤去されたと思ったら、まだ残っていた」「まだ『J』や『y』、ジャニーズが見える」などと、名残惜しそうに写真を撮影していた。

一方、本社の1階エントランスには、「Johnny & Associates」と書かれたシルバーの看板が残っており、ファンは「まだ、あそこにジャニーズが残っているので」と、うれしそうに撮影していた。

また、海外からの観光客も、有名タレントが現れるかと勘違いしたのか、足を運び、周囲を撮影した。マレーシアから来たという若い女性は「(ジャニーズ事務所の性加害問題は)ニュースで見て、知っています。ここが、あのJ…ジャニーズ?」と興味津々の様子だった。

同事務所は2日の会見で、新たな社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」とし、被害者補償などを行っていくと発表。「ジャニーズ」がつくグループ名なども順次変更していくとした。